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もりのひみつきち [ビーバー隊]

秋も深まった30日の日曜日に行った、ビーバー隊の隊集会報告です。

いつもの広場に集まって、いつものようにセレモニー。
今の顔ぶれになって、丁度一年が過ぎました。みんな少しずつ成長したのが良く分かります。
集合するのも、ビーバーコールをするのも最初の頃はちょっと時間がかかりました。でも今はカッコよく行動が出来るようになっています。

さて、今回は秘密基地を作るのと、森の恵みを体験する2本立ての内容です。
セレモニーを終えてまずは「スダジイ」というドングリを探します。
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スダジイはドングリの中でも小粒な種類で、殻斗(帽子)に特徴があるのため見分けるのも簡単。
この広場の縁はちょっとしたスダジイの林になっており、ビーバーの中には既に知っている隊員もいました。
始めのうちは木の真下を探していたため、思うように見つけられない場面もありましたが「枝の端の下に実は落ちるんだよ」とアドバイスを聞いた途端に次々と発見!
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コロリと転がっているドングリよりも、殻斗に入ったまま落ちていたドングリが多かったため、よくよく見ていかなければ見つけにくい状態だったのです。
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中にはクリのように1つの殻斗の中に3つ並んだモノを見つけた隊員もいました。

このまま放っておくといつまででもドングリ拾いは続きそうです。
でももう一つ、今日は秘密基地も作らなければなりません。スダジイ集めは一旦終了して基地を作る場所に移動します。

え? この広場じゃないの?と言われるかなぁ、と予想していたんですが、、、、言われませんでした。なので勝手にお答えします。
『秘密基地なんだから、いつもの広場じゃなくて「秘密の場所」に移動する』のです。



秘密の森に着いたら、手頃な広さの場所を探します。
できるだけ地面が平らで、ロープをかけやすそうな木があって、そして隠れ家ふさわしそうな… なかなか条件が多いですね。

みんなで意見を出し合ってようやく場所が決定!基地作りのスタートです。
壁を作るため、周りの木を使ってぐるりとロープを渡します。リーダーからはロープが擦れて木が傷まないように新聞紙を巻くよう指示。
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ロープを回す担当や、途中でたるまないように持つ役目も分担して全員で作っていきました。

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そして仕上げはレジャーシートをかけて壁にします。が、広さに対してビーバーサイズのシートでは全然壁が足りません。落ちないようにとシートを半分に折って掛けてみたら、何だか物干し場のようでちょっと寂しい感じです。
そこでリーダーの秘密道具が登場! 全員が座れるくらい大きなシートが提供され、隊員たちのシートが落ちないよう強力粘着テープを使いました。こうして四方がしっかり隠された立派な秘密基地が完成!! 隊員たち全員がゆったりと入り込める広さもあります。

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そして、再び森の恵みであるドングリ探しを再開。今度はスダジイではなく「マテバシイ」という別の種類です。
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基地の近くにマテバシイの木があるので探してみますが、思ったように見つかりません。
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スダジイよりも早い時期に実が落ちたためなのか、落ち葉に隠れたり地面に埋まっていたりしているんです。
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地面や落ち葉の間をよーく見て、じっくり見て、更に見ていけばアチコチに隠れているマテバシイが見えてくるはず。ドングリ拾いは観察力も必要なのです。

まだまだ拾いたいところを、ここでも一旦終了。基地に戻りましょう。

今回は「森の恵みを味わってみる」というのが隠しテーマ。そう。ドングリを食べてみよう、というもの。一口に「ドングリ」と言いますが、実際に「ドングリ」という種類の木はありません。秋に落果する、殻斗があって硬い殻で覆われた実(又はその木)を大雑把にくくって「ドングリ」と呼んでいるんです。
多くの種類はアクが強く、とても生のままでは食べられません。そんな中で今回拾い集めたスダジイとマテバシイは、ほとんどアクや渋みのない生食出来る種類なのです。

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基地の中に入って、まずはスダジイを食べてみます。
殻もそれほど硬くなく、少し噛んで殻を割って中の白い実を取り出して… そのお味は???

「・・・・・・・・。」

「・・・・・・・・。」

うー、好みもありますが、どうも物足りない?生木の匂い?味がはっきりしない?感じだったようです。
そこで、副長が用意してくれた「軽く煎ったスダジイ」も試食。コチラの方は香ばしくて好評でした。

次にマテバシイを割って… と思ったのですが、こちらは煎ったモノから先に食べてみました。
「美味しい!」
「コッチの方がウマイ!」

おぉぉぉ 好評です。実が大きくて食べごたえがあるし、煎ったおかげで味がしっかり出たようです。
ただマテバシイの殻は分厚くてとても硬い。ビーバーたちの力では割る事は出来ません。ペンチや金槌を使ったとしても無理でしょう。なので生のマテバシイはお家に帰ってからご家族で試食してもらうことに。

せっかくなので、秘密基地の中で木の葉章&ビーバーノートタイム。木の葉章を選ぶ時の話し合いも、1年前に比べればしっかり意見を言い合えるようになったなぁと感じています。
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木の葉章が決まり、ノートのチェックをしていると、朝から曇りがちだった空が少し暗くなり、ポツリポツリと雨が落ち始めてきました。

急いでノートをしまい、基地の解体作業です。いくら自分たちの秘密基地でも、このまま公園の中に残していく訳にはいきません。自分のレジャーシートを回収したら、手分けしてロープを解いたりビーバー隊の大きなシートを畳んだり。早い早い!作るときの何倍ものスピードで片付けが進みました。

まだ雨はポツリポツリ程度。今のうちにいつもの広場へ戻るため移動開始。
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だんだん雨脚が強くなってきたので、解散場所を交通公園の軒下に変更。雨宿りをしながらの解散セレモニーとなりました。

最後はちょっと慌ただしくなってしまいましたが、秘密基地&ドングリの試食という欲張りな隊集会も無事終了。ビーバーたちは秋の森をたっぷり楽しむことができました。


次回は11月6日に「51団まつり」と併せて行います。参加自由のオープンイベントですので、興味のある方は是非遊びに来て下さい。10時スタートです!

※ドングリの種類や子どもたちの体質によってはアレルギー反応が出る場合があります。今回の隊集会では事前に保護者の方々へ趣旨と内容をお伝えし、ナッツアレルギーの有無を確認してから実施しています。

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