ドロンコ！ドボン！！

五月晴れとなった5月24日、ビーバー隊は「いだかの森」までお出かけをしました。

５月といえば、田植えの季節！その田植え直前の田んぼで遊ばせて頂けるという、２年ぶりの嬉しい機会です。

いつもの広場でセレモニーを行ったら、早速車に乗ってしゅっぱ～つ！

「田んぼ」って、見る事はあっても入って遊ぶ事は滅多にありません。またどんな生き物に出会えるのかな？なんて考えていたらアッという間に「いだかの森」に到着。

今日の基地となるお部屋に到着したら早々に着替え、イザ！猪高の森の奥にある田んぼへレッツゴー。



森の爽やかな風と、木々が作ってくれる日陰の心地よさを全身で感じながら、山を登り、
池を横切り、ズンズン・ズンズン森の奥へ奥へとビーバーたちは行進を続けます。
パァッと開けたその先には、名古屋市内にこんな場所があったんだ・・・と思うぐらいの、のどかな田園風景が広がっていました。
そこは、ビーバーたちにとってワクワクする遊び場でもあります。
到着早々、木からぶら下がっている毛虫を発見！田んぼをのぞくと、アメンボがいた～！カエルもいるかな？

管理をされているＮＰＯ法人の方にご挨拶をして、さあ、田んぼの中へ出陣！　と、いきたいところですが、田んぼに入るのは初めてのビーバーたち。

一生懸命に足を延ばしても、水にピチョっと足が届く程度。
かといって、一気にドボン！！と行くには勇気が必要・・・サァサァ、どうする・・・！？
ソロリ・ソロリと泥の中に足を入れるや「ひやぁ～！うわぁ～！」と言葉にも悲鳴にもならない声がアチコチから聞こえてきます。



でも、一回入ってしまえばコッチのもの！足元の感触を確かめるように歩いている所へ、ボールがひゅ～ん！と投げ込まれました。
思うように動けないけど、ボールを見ると取りに行きたくなるのがビーバーの本能。
手を大きく降りながら、前進！前進！ボールを拾っては投げ、拾っては投げを繰り返し、広～い田んぼを隅から隅まで大移動。



1つの田んぼの中でも、水の温かいところと冷たいところがあって、ビーバーたちは何でだろう？と自然の不思議を体験していました。



畦との際にはカエルがかくれんぼ。一生懸命隠れていたカエルもビーバーたちにアッサリ見つかり、タモですくわれ、手掴みで捕まり…、バケツを覗くと、カエルの目ばかりで釘づけ状態に。

本の中でした見た事が無かった生き物が目の前にも、ビーバーたちの手の中にも沢山入っていました。



泥んこに十分慣れたところで、ビーチフラッグ（田んぼフラッグ？）を始めるぞ～
水に強いビーバーたちは、ドロの中を軽やかに飛び跳ねながらダッシュ。そしてボールめがけてドボーン。　ヤッター！全身泥んこ～！！






タップリ遊んだあとは、温泉に入ってゆっくり・マッタリしよっか？？なんて、まるで露店風呂に入っているような風景も・・・。



身近な生き物を捕まえたり触ったり観察したり・・・そして、田んぼの泥の感触を全身で味わったら、もうお昼も近い時間になっていました。

水でひとまず泥を流してもらったら、出発前にパチリ。ビーバーの甲羅干しです。



再び森の散策路を抜け、基地でシャワーを浴びてサッパリ。
お部屋に戻ってお弁当の時間だよ～。

お腹が膨れたらみんなで木の葉章を決め、お借りしたお部屋も自分たちでお掃除。
ちゃんとキレイになりました。

いつもの広場に戻ってきたら、大きな輪でセレモニーをして終了です。

田んぼで遊ぶという、なかなか味わうことの出来ない経験をさせていただけた事に感謝しています。

次回のビーバー隊の集会は、６月１日。
巽地区のビーバーがたくさん集まってお祭りをするよ～～～！