ビーバー隊 夏のキャンプ報告 1日目 [夏キャンプ特集]
8月の17日から19日までの2泊3日、名古屋51団の夏季キャンプが実施されました。
もちろんビーバー隊も参加しましたので、その報告です。
いつもより少し早い時間に有松イオンへ集合して出発のセレモニー。
今回が初キャンプのスカウトはよく寝てこられたのか気になりますが、やっぱりみんな元気です。
蒸し暑い名古屋を出発して向かうは岐阜県の和良町。
オオサンショウウオの生息地として知られる山間の町。そしてもう一つ、コアなマニアの間で有名な「あるモノ」もあったりする場所です。
およそ3時間ほどで和良の道の駅に到着。
昼食を済ませて特別天然記念物のオオサンショウウオを見ようと「和良歴史資料館」へ行くと… 何と!
お昼休みでした~ 残念。
時間が来たので気を取り直してキャンプ場へGo!
今年のキャンプ地は「和良大月の森公園キャンプ場」。真新しいコテージが立つ、森の中のキャンプ場です。
今回ビーバー隊は地元の言い伝えにちなんで「鬼がいた森の秘密」に挑戦します。
まずは団全体の開村セレモニー。
キャンプ中に守って欲しい約束をしたら、ビーバーの活動基地を設営。
ビッグビーバーは2回目のキャンプということもあって、基地の設営は順調そのもの。
大きなフライ(タープ)がアッと言う間に立ち、テーブルとベンチを並べたらビーバー基地が完成です。
さあ、いよいよビーバー隊のプログラムがスタート!
指示された持ち物をいつものリュックに詰めて、キャンプ場を散策しながら少し離れた小屋に移動します。
キャンプ場の中にはいろんな場所があるため、迷ったりしないようにトイレの位置や全体の配置を確認しながらの散歩です。
私たち名古屋51団の本拠地は、愛知県名古屋市緑区有松。
伝統工芸の「有松絞り」の町、と言うことで今回のキャンプでは「絞り」をみんなで体験することにしました。
"しおり"には「鬼の○○○は良い○○○・・・」と書かれていました。どこかで聞いた歌詞ですね。
ビーバーたちに聞くと大きな声で「鬼のパンツはいいパンツ・・・」と歌います。でもさすがに虎柄のパンツを作ってみんなで履くには抵抗があるので… お揃いのTシャツを作ることにしました。
真っ白の木綿のTシャツに、輪ゴムやビニール紐で思い思いにTシャツをつまんで留めたり、縛ったり。
出来上がりを想像しながらシッカリ丁寧に、でも大胆にどんどん絞っていきます。
絞り終わったら、「今日は何色に染めると思う?」のクイズを出しました。
ビーバーたちからは思い思いの色が出ましたが、ここで副長から「今からカレーを作ろっか」の言葉にビーバー達は???
「今日は『カレー粉』で染めるんだよ」と伝えると、「ええっ!?」の大合唱。
有松だったら染屋さんに染めてもらうのですが、キャンプ場で天然の藍染め染料(扱いが難しい)とか人工の染料(とっても強力だけど後始末が大変)を使うことはできません。
そこで、今回は自然にも人にも優しく『カレー粉』で染める事にしたんです。
大きなタライに大きなビニール袋を入れて、そこへお湯を溜めます。(お父さん・お母さん、お手伝いありがとうございました!)
そのたっぷりのお湯にカレー粉を溶くと、辺り一面にはお馴染みのいい香りが漂います。
工作なのに料理のような・・・・ 香りにつられて我慢できなくなったビーバーたちは、カレー粉を溶かしたお湯の中へどんどんTシャツを放り込みます。
あとは、キレイに染まってくれるようにお願いをしつつ、しばらく待ちます。
その間にサイトのすぐ横を流れる川で水遊びをしよう!
と、
声をかけて小屋の外に出ようとした、
その時に・・・
ゴロゴロゴロゴロ、ポツポツ、ザザーーーー!!!!
土砂降りの雨と雷が! そう。山につきものの夕立です。
川遊び中止にガッカリする間もなく雷鳴が響き、ビーバーたちはビックリ!
ピカッと光るとみんな耳をふさぎゴロゴロに備えます。
お家で雷の経験はあっても、山の雷は一味違います。すぐ近くを通る雷の音の大きさは半端じゃありません。
小屋の中ではここぞとばかりに大騒ぎのビーバーたち。
鬼の森に入ったから、鬼の仲間の雷様が挨拶に来たのかもしれませんね。
川遊びの事なんか忘れて、雷を満喫したひと時でした。
雷と大雨にも慣れてきたビーバーたちは、Tシャツを入れたビニール袋をユッサユッサと揺すりながら、綺麗に染まれ!のおまじないを何度も行います。
そろそろ、次の工程に行きますか?
カレーのお湯から取り出されたTシャツは軽く水気を切って作業台へ。
Tシャツはしっかりとキレイな黄色に染まっています。
次に副長から「魔法の石」が配られました。
その魔法の石でTシャツに絵や文字を書くと、ナント!書いたところがピンク色に変わるではないですか。
え~!なんで!!と不思議顔のビーバーたち。黄色いTシャツにピンクの絵や文字が沢山書き込まれました。
次は仕上げの工程だよ。
透明な「秘密のお湯」が入ったタライの中(のビニール袋の中)へ再びTシャツをドンドン放り込んでいきます。
すると今度は「魔法の石」で書いたピンク色の絵が、あれよあれよという間に消えて行ってしまいます・・・
え~~~!! っと残念がるビーバーたち。
ごめんね、ビックリしてくれると思っていたのに、消えてしまったショックの方が大きかったようです。
これは「リトマス試験紙」と同じ仕組みで、カレー粉に含まれる黄色の成分がアレとかコレとかに反応したからなんです。(詳しく書くと文章が長くなってしまうので割愛させていただきますが、ご質問にはお答えしますので気になる方はお問合せください)
この頃には夕立も通りすぎ、空からは陽も射してきました。
ここでもう一つ、お楽しみのプログラムが用意されていたんです。
それは、キャンプと言えば!のドラム缶風呂です!!
しかも!なんと天然温泉なんですよ~。「日本一長寿の湯」と称される和良町の温泉を運んでもらいました。
このドラム缶風呂のセッティングもお父さんたち。今回は(今回も!)一緒に来ていただいた保護者の皆さんが大活躍です。
2人一緒にドラム缶へドボン!
ビーバー温泉の湯加減はいかがだったでしょうか??
熱々の温泉が届くことから、今回は沸かせない作りになっています。なので、ビーバー温泉を楽しめたのは隊員たちだけでした。
Tシャツは色止めのため、まだしばらくはお湯の中。
夕立で予定がズレてしまいそろそろ夕食の時間です。食堂のある本部へ戻らなくてはなりません。
川遊びは出来なかったけど、雷様とお近づきになれたしTシャツも染まったし温泉にも入れたから良かったね。
※その後Tシャツは隊員の手に渡り、綺麗に洗ってから干しました。
早く乾くよう空にお願いをしつつ、お揃いの黄色いTシャツが並びました~。
(カレーの匂いがプンプンするTシャツだけど、虫よけに効果あり。の筈・・・)
今日の夕食は郡上の郷土料理です。
中でも人気だったのは「ドブ汁」という豆乳が入ったお味噌汁。隊員の中からも「クリーミーだね」との声が聞こえました。
いつもと違った雰囲気での食事に緊張気味だったり、シッカリお腹が減ったからか何度もおかわりしたり、みんなそれぞれに夕食をいただきました。
さて、すっかり日も落ちてお腹もいっぱい。
普段ならテレビを見てくつろぐ時間でしょうか。
でも、ビーバーたちは各自が夏休みの間にあった色んなことをリーダーに報告して、夏休みの木の葉章を相談。そして今日の分の木の葉章も決めました。
最後にお休み前のお話の時間です。
先ほどまでの雰囲気とは変わり、ろうそくが灯されたビーバーの基地。
今夜は「空の絵本」のお話です。
今日は、青空、雷、星空といろいろな空が見れました。
今回は、絵を見ずにお話しの内容で空の様子を想像してもらうこととしました。
青空の様子、激しい雷雨の様子、雨が上がった後の陽に照らされた水滴の様子、
夕方になり夜になり、大きな月へうさぎがピョンと飛び込み、おやすみなさい・・・
お話しが終われば、一日目のプログラムの終わりです。
ビーバーさん、おやすみなさい。 明日はどんな一日になるのかな?
もちろんビーバー隊も参加しましたので、その報告です。
いつもより少し早い時間に有松イオンへ集合して出発のセレモニー。
今回が初キャンプのスカウトはよく寝てこられたのか気になりますが、やっぱりみんな元気です。
蒸し暑い名古屋を出発して向かうは岐阜県の和良町。
オオサンショウウオの生息地として知られる山間の町。そしてもう一つ、コアなマニアの間で有名な「あるモノ」もあったりする場所です。
およそ3時間ほどで和良の道の駅に到着。
昼食を済ませて特別天然記念物のオオサンショウウオを見ようと「和良歴史資料館」へ行くと… 何と!
お昼休みでした~ 残念。
時間が来たので気を取り直してキャンプ場へGo!
今年のキャンプ地は「和良大月の森公園キャンプ場」。真新しいコテージが立つ、森の中のキャンプ場です。
今回ビーバー隊は地元の言い伝えにちなんで「鬼がいた森の秘密」に挑戦します。
まずは団全体の開村セレモニー。
キャンプ中に守って欲しい約束をしたら、ビーバーの活動基地を設営。
ビッグビーバーは2回目のキャンプということもあって、基地の設営は順調そのもの。
大きなフライ(タープ)がアッと言う間に立ち、テーブルとベンチを並べたらビーバー基地が完成です。
さあ、いよいよビーバー隊のプログラムがスタート!
指示された持ち物をいつものリュックに詰めて、キャンプ場を散策しながら少し離れた小屋に移動します。
キャンプ場の中にはいろんな場所があるため、迷ったりしないようにトイレの位置や全体の配置を確認しながらの散歩です。
私たち名古屋51団の本拠地は、愛知県名古屋市緑区有松。
伝統工芸の「有松絞り」の町、と言うことで今回のキャンプでは「絞り」をみんなで体験することにしました。
"しおり"には「鬼の○○○は良い○○○・・・」と書かれていました。どこかで聞いた歌詞ですね。
ビーバーたちに聞くと大きな声で「鬼のパンツはいいパンツ・・・」と歌います。でもさすがに虎柄のパンツを作ってみんなで履くには抵抗があるので… お揃いのTシャツを作ることにしました。
真っ白の木綿のTシャツに、輪ゴムやビニール紐で思い思いにTシャツをつまんで留めたり、縛ったり。
出来上がりを想像しながらシッカリ丁寧に、でも大胆にどんどん絞っていきます。
絞り終わったら、「今日は何色に染めると思う?」のクイズを出しました。
ビーバーたちからは思い思いの色が出ましたが、ここで副長から「今からカレーを作ろっか」の言葉にビーバー達は???
「今日は『カレー粉』で染めるんだよ」と伝えると、「ええっ!?」の大合唱。
有松だったら染屋さんに染めてもらうのですが、キャンプ場で天然の藍染め染料(扱いが難しい)とか人工の染料(とっても強力だけど後始末が大変)を使うことはできません。
そこで、今回は自然にも人にも優しく『カレー粉』で染める事にしたんです。
大きなタライに大きなビニール袋を入れて、そこへお湯を溜めます。(お父さん・お母さん、お手伝いありがとうございました!)
そのたっぷりのお湯にカレー粉を溶くと、辺り一面にはお馴染みのいい香りが漂います。
工作なのに料理のような・・・・ 香りにつられて我慢できなくなったビーバーたちは、カレー粉を溶かしたお湯の中へどんどんTシャツを放り込みます。
あとは、キレイに染まってくれるようにお願いをしつつ、しばらく待ちます。
その間にサイトのすぐ横を流れる川で水遊びをしよう!
と、
声をかけて小屋の外に出ようとした、
その時に・・・
ゴロゴロゴロゴロ、ポツポツ、ザザーーーー!!!!
土砂降りの雨と雷が! そう。山につきものの夕立です。
川遊び中止にガッカリする間もなく雷鳴が響き、ビーバーたちはビックリ!
ピカッと光るとみんな耳をふさぎゴロゴロに備えます。
お家で雷の経験はあっても、山の雷は一味違います。すぐ近くを通る雷の音の大きさは半端じゃありません。
小屋の中ではここぞとばかりに大騒ぎのビーバーたち。
鬼の森に入ったから、鬼の仲間の雷様が挨拶に来たのかもしれませんね。
川遊びの事なんか忘れて、雷を満喫したひと時でした。
雷と大雨にも慣れてきたビーバーたちは、Tシャツを入れたビニール袋をユッサユッサと揺すりながら、綺麗に染まれ!のおまじないを何度も行います。
そろそろ、次の工程に行きますか?
カレーのお湯から取り出されたTシャツは軽く水気を切って作業台へ。
Tシャツはしっかりとキレイな黄色に染まっています。
次に副長から「魔法の石」が配られました。
その魔法の石でTシャツに絵や文字を書くと、ナント!書いたところがピンク色に変わるではないですか。
え~!なんで!!と不思議顔のビーバーたち。黄色いTシャツにピンクの絵や文字が沢山書き込まれました。
次は仕上げの工程だよ。
透明な「秘密のお湯」が入ったタライの中(のビニール袋の中)へ再びTシャツをドンドン放り込んでいきます。
すると今度は「魔法の石」で書いたピンク色の絵が、あれよあれよという間に消えて行ってしまいます・・・
え~~~!! っと残念がるビーバーたち。
ごめんね、ビックリしてくれると思っていたのに、消えてしまったショックの方が大きかったようです。
これは「リトマス試験紙」と同じ仕組みで、カレー粉に含まれる黄色の成分がアレとかコレとかに反応したからなんです。(詳しく書くと文章が長くなってしまうので割愛させていただきますが、ご質問にはお答えしますので気になる方はお問合せください)
この頃には夕立も通りすぎ、空からは陽も射してきました。
ここでもう一つ、お楽しみのプログラムが用意されていたんです。
それは、キャンプと言えば!のドラム缶風呂です!!
しかも!なんと天然温泉なんですよ~。「日本一長寿の湯」と称される和良町の温泉を運んでもらいました。
このドラム缶風呂のセッティングもお父さんたち。今回は(今回も!)一緒に来ていただいた保護者の皆さんが大活躍です。
2人一緒にドラム缶へドボン!
ビーバー温泉の湯加減はいかがだったでしょうか??
熱々の温泉が届くことから、今回は沸かせない作りになっています。なので、ビーバー温泉を楽しめたのは隊員たちだけでした。
Tシャツは色止めのため、まだしばらくはお湯の中。
夕立で予定がズレてしまいそろそろ夕食の時間です。食堂のある本部へ戻らなくてはなりません。
川遊びは出来なかったけど、雷様とお近づきになれたしTシャツも染まったし温泉にも入れたから良かったね。
※その後Tシャツは隊員の手に渡り、綺麗に洗ってから干しました。
早く乾くよう空にお願いをしつつ、お揃いの黄色いTシャツが並びました~。
(カレーの匂いがプンプンするTシャツだけど、虫よけに効果あり。の筈・・・)
今日の夕食は郡上の郷土料理です。
中でも人気だったのは「ドブ汁」という豆乳が入ったお味噌汁。隊員の中からも「クリーミーだね」との声が聞こえました。
いつもと違った雰囲気での食事に緊張気味だったり、シッカリお腹が減ったからか何度もおかわりしたり、みんなそれぞれに夕食をいただきました。
さて、すっかり日も落ちてお腹もいっぱい。
普段ならテレビを見てくつろぐ時間でしょうか。
でも、ビーバーたちは各自が夏休みの間にあった色んなことをリーダーに報告して、夏休みの木の葉章を相談。そして今日の分の木の葉章も決めました。
最後にお休み前のお話の時間です。
先ほどまでの雰囲気とは変わり、ろうそくが灯されたビーバーの基地。
今夜は「空の絵本」のお話です。
今日は、青空、雷、星空といろいろな空が見れました。
今回は、絵を見ずにお話しの内容で空の様子を想像してもらうこととしました。
青空の様子、激しい雷雨の様子、雨が上がった後の陽に照らされた水滴の様子、
夕方になり夜になり、大きな月へうさぎがピョンと飛び込み、おやすみなさい・・・
お話しが終われば、一日目のプログラムの終わりです。
ビーバーさん、おやすみなさい。 明日はどんな一日になるのかな?
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